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ロードバイクもいいけど1台目ならクロスバイクもいいぞ

弱虫ペダルの大人気で、ついでにロードバイクも人気になってるという話は聞いてたんですよ。
確かにロードバイクはいい! あのスピード感・爽快感はママチャリとかとは異次元
動機がアレですが、この機会にロードバイクを買って乗り倒す、というのはなかなか良いことであると思うのです。
スポーツをするのは普通に考えてもいいことですからね。

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が、実はロードバイクには自転車として不便な部分があることをみんなは知ってるかい?
ざっとあげてみると、

・ちゃんとした性能を引き出すには、専用ウェアやピンディングシューズ(ペダルと脚を固定する奴)を付けないといけないので面倒。
・乗る前にはタイヤの空気圧を見たり簡単なメンテナンスが必要だったり、これも面倒。
・適当に駐輪すると盗難が怖い。駅まで乗ってくとか買い物の足とかには使いづらい。

あたりかなー。
なので、自分がロードバイクに乗るのは、お休みの日に朝から遠出をするときに限られます。
個人的な考えでは、ロードバイクは乗ること自体が目的になっちゃう自転車。
移動の手段として乗るのとはちょっと違う

なので、自転車でスピード感を味わいたいとかスポーツ・フィットネスに用いたいと思いながらも移動手段としても使いたいという方には、ロードバイクよりもむしろクロスバイクをオススメしますね(ちなみに自分はロードもクロスも持ってます)。
仮に将来ロードを買う、もしくはすでにロード持っているという方も、ママチャリの乗車姿勢やスピードではロードと段違いすぎて色々不満が出ると思うので、サブとして持っていても無駄にはなりません。

クロスバイクって何? という方向けに画像をぺたっとしてみます。
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こういう自転車ですよ。
説明を細かく始めるときりがないので大雑把に申し上げると(細かくはWikipediaでも見てください)、ハンドルバーが真っ直ぐでロードバイクより前傾がきつくないけど、割と速度が出る街乗り用の自転車、といった感じかなー。
速度的にはざっくりロードで35~40km/h出るところを30km/hちょい超えになるくらい。
もちろん差はありますが、公道で自転車通勤してるところを見ると、ロードと大差ない場合もあります(乗る人の脚力次第な部分が大きかったり)。
当然ながらママチャリとは速度やら何やらは雲泥の差
初めてスポーツ自転車に乗る方なら感動することは間違いないです

ちゃんと乗ろうとすれば、速度はもとより距離も乗れますねクロスバイクで。
自分も50km以上乗ったことあります(100km以上はさすがにロード)。
普通の人からすればスペック的に不足が出てくるのはけっこう経験を積んでからだと思いますよ。

お値段は車種によって違いますが、付属品含めて5~10万円くらいじゃないでしょうか。
ロードだと15万円~なので、お求めやすいのも初心者向き。

服装はサイクリングウェア・ピンディングシューズが「お作法」になってるロードに対し、普通の格好にスニーカーで乗れちゃうのもお手軽。
安価なので職業的窃盗に狙われにくいのも利点です(でも長時間駐輪するときは、できれば柵とか電柱などの固定物ごとワイヤーロックしちゃうのが安全)

タイヤもロードより太いので、空気圧管理も1週間に1度とかでOKなのも手間がなくていいです。
何よりロードだと早く走らないといけない空気がありますが、クロスなら速くてものんびりでも可。
このゆるさも良いですなー。

そういうわけで、スポーツ「目的」でも、移動「手段」としても使える優れものなんですね、クロスバイクは
繰り返しますが、安価で敷居も低く、単体でもスポーツからお買い物にまで使え、ロードを買ってもサブとして活躍できるクロスバイクはスポーツ自転車初心者にうってつけ!
ロードもいいけど、とりあえずクロスバイクもいいよ! という記事でした。


というあたりで言いたいことは大体終わり。
ただこの説明で「クロスバイク買うお!」と思っても、あまりに種類が多すぎて選ぶのが難しいのも事実ですな。
選択ポイントを個人的に考えると、

サスペンションは不要
舗装路では意味がなく、オフロードなら素直にマウンテンバイクを買ったほうがいいです。
サスペンションつくと重量が増える・ペダルの力をロスするで軽快感がなくなるうえ、メンテナンスの手間が増えます。
タイヤ幅は30C前後
「C」っていうのは自転車界での長さの単位です(詳しいことはググれ)。
このくらいのタイヤ幅が、スピードと耐パンク性を両立させてるのでいい感じです。
具体的には28C~32Cくらい(35Cでも可)。
細いほどスピード感が高く、太いほど安定感が高くなります
この辺りはお好みで。
あと25C以下だと、それはクロスバイクに見た目が似てる「フラットバーロード」という車種になってきます(例外あり)。
フラットバーロードとは要するにロードバイクのハンドルを真っ直ぐなものにした車種で、クロスバイクよりさらに速いのですが、逆にゆったり感とかなくなっちゃうし、それを買うなら素直に普通のロードを買ったほうがいいと個人的には思います。
ぶっちゃけ、最後はデザインw
何だかんだ言っても、性能差やら何やらは騒ぐほどはないわけです。
どれを選んだってママチャリとは異次元というものの、(スポーツ自転車としては)限られたコストと大差ない設計思想で作られているわけで。
最初の1台なら比べる対象もないし、どれを選んでも感動できるはずです。
なので実車を多く展示してるお店で見比べてみて、ビビっときたのを選ぶというのも立派な選び方です。
好みのデザインなら愛着もわきますしね!

とりあえず以下、半ば自己満足的に自分が気になったオススメのクロスバイクを幾つかご紹介いたします。

GIANT ESCAPE R3 税抜き¥52,000
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たぶん日本で一番売れてるクロスバイク。
GIANTの自転車は1割引が基本だから、実売は¥45,000+税くらいかな?
ちゃんとしたクロスバイクでは最安値に近いです
シンプルなデザインも好印象。
軽めの車重、市街地を走るのにちょうどいい細さのタイヤ、ハンドルの切れ味の良さと、スピード感はかなりのもの
設計的にはキビキビ走るタイプです。
フレームがけっこう手が込んでるんですが、パーツ(変速周りとか)が割とコストダウンの対象になってて残念。
特に手元の変速機は個人的には使いづらいと思いますので、買う前に実車をチェックしてみてください。
更に軽量化を図り下手なロードより軽量になったESCAPE AIRシリーズ、フレームやパーツ性能を高めてスポーツライドへの適性を高めた高級版ESCAPE RXシリーズもあり、GIANTのサイトに比較レビューが載ってるので気になる方はご覧ください。

GIOS MISTRAL 税別¥47,500
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上記ESCAPE R3のライバル(たぶん)。
設計思想とかはおそらくほとんど一緒です。
違いはパーツ構成等。
こっちはシマノパーツやら(この価格帯では)良いホイールやらを奢っています
逆にフレームの質はESCAPEが上。
どっちがいいかはあなた次第ですね。

SPECIALIZED Sirrus Elite ¥81,258
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売れてるのはESCAPEですが、このジャンルの開拓者がこの車種。
価格が一気に上がりましたが、これは別にぼったくってるわけでなくてクラスの違い(もっと安い下位モデルもありますが)。
上記2機種とはフレームからパーツからレベルがぜんぜん上です。
フロントフォーク(ハンドル部の下から前輪に伸びてる部分)も軽量で振動吸収性も高いカーボン製です。
前2者との大きな違いはクラス以外に設計思想。
それらがキビキビ系を目指しているの対して、もう少し安定性重視に振っています。
あとパーツ的に快適性も重視
性格がけっこう異なるのです。
それと、アメリカ製らしく耐久性も高めですよ。
ESCAPEが耐荷重量65kg(別にもっと体重ある人が乗ってもいきなり壊れるわけじゃないですが)なのに対して、100kgは余裕。
確か耐荷重量135kgだったかな?うろ覚え。
頑丈で長く乗れ、高品質なものを求めるならアリな選択肢ですね。

TREK 7.4FX 税込み¥79,920
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とにかく頑丈
何しろフレーム生涯保障、つまり乗っててフレームがダメになったら無期限で交換してくれるというトンデモっぷりです。
ラフに扱っても安心ですな。
米メーカーはそういう傾向にあるのですが、Sirrusと同様に安定性に振った設計になっております。
ただ安定性を重視すると今度は軽快さが失われるという難点もあります。
グイグイ加速とハンドルのキレの良さを取るか、手放しでも乗れる安定性や安心感を取るかはお好みで
あとこの車種は、タイヤ幅が32Cと太め。
フレームの頑丈さと相まって、多少の不整地なら問題なく乗れるのもポイント。

Bianchi CAMELEONTE 3 ALU 税抜き¥90,000
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今回最高値。
もちろんパーツ構成等はいちばんハイレベル。
でも最大の特徴はデザインですな。
フレームが(この写真だとわかりづらいけど)ぐにゃ~としてる!
さすがイタリア車(Bianchi本社の設計で世界中で売ってる)、デザインに凝ってるぞ。
性格はスピード寄りで、軽快さが売りです。
何より上の写真のようなチェレステカラー(Bianchiのシンボルカラー。青緑って言ったらいいのかな?)が、初音ミク色ということでそれ系の痛自転車化しやすいのもヲタ的には高得点w
Bianchi車をミク仕様にしてる人、けっこういます。
いろいろな意味でデザインが気に入った方には特にお勧めですな。

by nasuhiko | 2014-06-28 16:22 | Bicycle


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