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結婚できない男と女(<演歌のタイトルみたい)

「はてな匿名ダイアリー」に投稿された下記のエントリーがネット界隈で話題になっているようです。

憂鬱だ

おおざっぱに内容を紹介すると、ある男性の書き手が彼女の両親と会った際に、年収や職業を聞かれて「年収は260万円、販売店のスタッフです」と答えたら、彼女の両親に笑われ、暗に別れることを勧められた、というもの。
内容的にネットユーザーの心の琴線にいろいろと触れたらしく、J-CASTニューストレンドGYAO痛いニュースなど各所で取り上げられています。
こうした大手ニュースサイト(?)以外にも個人レベルのブログ等でもけっこう話題になっている模様。

まー、確かにねー、いろいろ考えさせられる記事というか、多くの人にとって何か一言言いたくなるようなテーマですね。
この男性に対して、もう少し稼げよとか、(収入云々はともかく)もっとしっかりしろと言う人もいますし、彼女の両親もいくら何でも無礼すぎだろという意見もあります。

茄子彦的にもいろいろ思うところはあって、いくつかの異なる視点から語ることができると思うのですが、まず思ったのは、率直に言って「年収260万円じゃ結婚するのキツいんじゃね?」ということ。
このあたりは感覚的な話をしてもしょうがないので、身内に似たような事例(男女とも200万円台の年収で結婚した共働き家庭)を持つ方のブログに現実に即した話が載っていたのでご紹介します。

年収200万円台で結婚するという現実 - 今日の個人的なブレイク&おもしろ

個人的な話の他に統計資料等も用いた客観的な話が載っていて非常にためになるのですが、やはりこの収入水準では厳しいようです。

とは言うものの、先に挙げたトレンドGYAOの記事に載っていた国税庁の平成18年度民間給与統計調査結果を見ると、20~24歳の男性の平均年収は270万円ということで、これはほとんど元記事を書いた人と同じ水準。
言い換えればこの年代での結婚は(よほど平均以上稼いでいる人でなければ)難しいと言うか、(特に出産しようと思ったら)経済的にはいささか無謀であるとも言えるようです。
なんとも世知辛い世の中ですな。

こうした世知辛い世の中で結婚について考えたとき、最も正攻法というか「男らしい」選択肢は「もっと稼げるよう努力しろよ!」(<松岡修造の口調で)というものでしょう。
そのあたりを実践した話というのもネットでは割と見かけます。

体験談:やればできる! [感動]
【2ch】日刊スレッドガイド : 貧乏から這い上がった人のストーリー

やはり努力は大切というか、絶望の淵から血の滲むような努力の果てに這い上がってきた人の話というのは感動的ですらあります。
茄子彦も同じ男として、自身を奮い立たせる鞭のように感じます。

が、一方で、「そもそも(男性は)結婚する必要ないんじゃね?」という考え方もあるようで。
これも上に挙げたJ-CASTニュースの記事の中で見つけたのですが、下記のようなまとめサイトがあるんですね。

トップページ - 男は結婚するべきではない - livedoor Wiki(ウィキ)

結婚を夢見る(?)女子にとっては驚愕の内容というか、男にとって結婚するということが(主に)金銭的にどれだけ損か、ということが羅列されています。
おそらくこれを作ったのは若い男性たちで、茄子彦のようないい歳の男にとっては感情的な部分で必ずしも同意できないのですが、理性的には頷かざるを得ない部分もあって。
何て言うか、「結婚できない」のを「『できない』んじゃなくて積極的に『しない』んだ!」という言い訳をするための壮大な理由付けにも見えるのですけど、一面では事実の一端を突いているのも認めざるを得ません。
結婚なんてものは経済的な損得勘定のみでおこなうものじゃないと思うんですが、年収260万円では結婚できないと思うのと同様に、金銭的な問題も無視するわけにもいきませんからね。

今の世の中って、「成果主義」&「経済合理性」が至上命題になってるじゃないですか。
成果主義っていうのは横文字にするとメリトクラシーとも呼ばれていて、「~である」ということ(たとえば「貴族である」とか)を重視する前近代的な価値観と対立する概念です。
「~した」「~する」こと(たとえば「テストで●●点とった」「売り上げを▲▲上げた」)を評価する価値観というか。
場合によっては現代社会は「ハイパー・メリトクラシー」と呼ばれるくらい成果主義が徹底されている世の中なのですが、成果主義が浸透していない領域が、実はひとつあるのです。
それが「家庭」なのですね。
別に主婦や子どもは何らかの成果をあげたから認められているわけではなく、その人「である」から認められてるわけじゃないですか。
メリトクラシーの考え方とは全く相容れないわけですね。
そこに成果主義と経済合理性の考え方を持ち込めば、「妻や子どもは(経済的には)不要。いない方が(経済的には)良い」という結論に達するわけです。
「男は家族を養って当然」という古い価値観(<個人的には賛同できる部分もあるのですが)に対する異議申し立てだと読みました。

女性側から結婚相手の男性の収入や容姿、性格までいろいろ注文をつけるのなら男性側だって同じように反論もできるわけで。
女性が「年収260万で結婚とか、ないわーw」という一方で、男側も「そもそも結婚とかしない方が得なんだYO!」と売り言葉に買い言葉で返しているようにも見えます。
何つーか端から見れば、お互いに罵りあって高望みしあってるだけにも見えて「お前ら子ども同士の喧嘩かw」とか諫めたくもなるのですが、このすれ違いというか対立を見ていると未婚少子化も仕方ないような気がしてきました。
ほんと、世知辛い世の中だわ-(>_<)。

【2008年8月17日 となりでコスプレ博】
……またしてもコメントしづらい文章↑を書いてしまいました。
それでも(特に女性の)反応など知りたいところ(皆様、よろしくお願いします)。

それはさておき、今回掲載させていただくのは紅雲さんのお写真ですよ。
紅雲さんに関しては毎回ベタ褒めをしてるわけなんですが(^_^;)、外見が可愛いだけじゃなく内面も素晴らしいのですねこの方は!
接してて、お人柄の良さがすごい伝わってくるの!
このあたり説明が難しいのですが、無邪気でありつつも品があるというか。
ああ、やっぱり上手く言えないですね(^_^;)。
でもちょっとシャイというかお茶目な面もあって、最近はカメラを向けるとやたらと変顔をなさるんですよー。
もうね、撮った写真の1/4くらいは変顔というw
紅雲さんの名誉のためにそういう写真は除けて掲載してるのですが、今度載せてしまおうとか思うこともあったりw

紅雲 さま
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by nasuhiko | 2008-08-24 23:32 | Others


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