【アニメ】『TIGER & BUNNY』について語ってみる

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劇場版 TIGER & BUNNY -The Rising-」もDVDBlu-rayになったことだし、『TIGER & BUNNY』(以下タイバニと略す)について語ってみるよ!

あ、劇場版観てないのでTV版の話ね。

TV版って言っても、放映当時から追い続けてたわけじゃないんですよ。放映時に話題になってたのは知ってたけど、伝え聞く評判からバリ腐女子向け作品だと思って、むしろ敬遠してました。それがレンタルして観てみたら、男でも全然イケるじゃん!

まず基本設定がいいですね。

職業としてのヒーローって新しい!

ヒーロー物としての格好良さに加え、職業アニメとして社会とのしがらみとかを織り交ぜることで深みが増してますな。


あとバディ物って日本アニメとしては珍しい。

アメリカ映画・ドラマとかではよくある設定ですが(近年の日本ドラマなら『相棒』が有名)、アニメだとパッと浮かびませんもの。

アメリカ製作品との比較でもうちょっと言えば、主人公たちが人種的にも性別もバラバラでセクシャルマイノリティまで含まれてるあたりもアメリカ的。


強いて言えば、物語の結末がモヤッとしてるのが個人的な不満点ですかなー。

勧善懲悪物として悪の黒幕がああなっちゃうのは後味悪いし、ルナティックと決着つけて欲しかったし。

文句はそのくらい。


ぐだぐだ語るとまた無駄に長くなるので、トピック分けて話をしますね。


■各キャラについて個人的な感想

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タイバニの魅力はやっぱりキャラでしょう!

キャラ語りをせずにはいられない。

以下、個人的な主要キャラの感想。

キャラの呼称は自分が普段呼んでるものですお。


・虎徹おじさん

バカで格好いい。

自分と年齢や境遇が近い(?)せいか感情移入してしまうキャラですね。

大人・社会人としてのしがらみ(仕事がうまくいかないとか、家族関係とか)があるせいか、アニメにありがちな学生主人公には出せない深みと魅力があると思うんです。

大雑把でお節介、ベテランでありながら青臭い理想論を振りかざしてる、というあたりも(バディものではありふれた設定ですが)イイ。

こういうおじさんに私はなりたい。


どうでもいいけど虎徹の部屋、おやじの一人暮らしのくせに清潔&オシャレすぎじゃね?


・バニーちゃん

普通に格好いい。

そしてツンデレで可愛い。

復讐のために生きる、というのもアニメキャラ的にはポイント高い。

虎徹の嫁。


・ブルーローズ

乙女で可愛い。

妙に唇の作画に気合入ってると思うのは自分だけじゃないはず。

虎徹への恋心はわかんないじゃないですお。

でも正妻・バニーちゃんがいるから愛人ポジションに甘んじないといけないのが可哀想(´・ω・`)。

「それでもいいもん。きっと振り向いてくれるはず!」とか言ってずるずる引きずる未来まで予想しますた。


・牛角

虎徹と酒を飲むシーンは割と渋い。

でもそれ以外印象に残ってないです。

印象に残る個別エピソード書いてもらえなかった不遇の人。


・スカイハイ

格好いい童貞。


・折紙

可愛い童貞。


・ドラゴンキッド

ボクっ娘キマシタワー!

でもそんなにエピソード多くないんだよね。


・ネイサン

格好いいオカマ。

個人的には一番好きなキャラ。

オカマという境遇から過去に苦労したことが絶対あるにもかかわらず、それを表に出さない漢です。

そういう、酸いも甘いも噛み分けた人生経験からか他人への思いやりはナンバー1ですね。

ブルーローズの恋愛相談とか乗ってやりなよ。

すげー的確に答えそう。


■カップリング問題

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BL話題です。

タイバニを語るには避けて通れないw

つっても自分、腐女子脳を装着してないので的外れなこというかもしれませんが。


で、質問。

兎虎と虎兎、どっちが王道何スか?

pixivとか見ると兎虎のほうが投稿数多いけど、虎兎だって1万件以上投稿があるわけで。

かの星野リリィ先生も虎兎派というのを公言してらっしゃいますし。

腐女子回路を持っていない自分的にはよくわからんのですよ。


そりゃ、虎徹のほうが色々と人間的に駄目なところがあるので、女子的に可愛いと思うのはわかるんです。

年上のダメ男と年下のクールなエリートというカップリングなら、前者が受けというのもまぁ理解できる。


でもね、試しにバニーちゃんを性格等そのままで女子化してみ?


一見クール。

ヒーロー活動も仕事・宣伝と割り切ってるドライさ。

でありながら、(両親の事とかで)ときおり感情を露わにしてしまう脆さ。

復讐のために人生を捧げるという信念。

虎徹へのツンとデレの落差。


どうです。

これで美少女ヒロインだったら、萌え死ぬ男性視聴者続出ですよ?

萌え豚歓喜の円盤買い占めですよ?

とらのあなに男性向け同人山積みですよ?


受けキャラがイコール男性向け萌え要素を持ってる必要はありませんが、TLのヒロインにしてしまいたいほどてんこ盛りなのは、色々とイケると思うんだ!

BL的にも、過去の事件のことでうなされながら寝てるバニーちゃんに、「お前一人が抱え込む必要はないんだ……」とか言って抱きしめたりとか、キャー! ですわ。


逆に虎徹を女子にして考えてみましょう。


夫に先立たれたシンママ。

大雑把でお節介。

仕事もイマイチ不振。

でも理想は忘れない。


……あれ、けっこう萌えるんですが。

エヴァのミサトさんとかブラクラのレヴィみたいな姉御キャラですね。

これはこれで、個人的には観てみたいような気が。


あ、あとカップリングって言えば、ノーマルカプの話も。

ノーマルなら虎徹×ブルーローズが鉄板なわけですが、バニーちゃんとかBL要素を排しても、おじさんの眼中にブルーローズ入ってないっぽい。

亡き妻への思いとかもあるかもだけど、そもそも恋愛対象として見てないし、ブルーローズの思いにも絶対気がついてない。

カリーナちゃん素直じゃないしね……。

でもそういうカップリングの同人誌読みたいんだ!

デート的な展開になってるのにラブ要素ゼロの虎徹と、それにイラつくブルーローズ、でもラストあたりでおじさんの優しさに惚れ直す、とか!

勇気を絞って虎徹に告白するも玉砕するブルーローズ、慰めるネイサン、とか!

そういう同人誌あったら教えて下さい!!(宣伝)


あ、ネイサン×ブルーローズも(もはやカップリングと言えないけど)アリ。

ネイサン、女心を知り尽くしてるから、男モードに入れればめちゃくちゃ女あしらい上手そう。

女子会トークノリで、鈍感なおじさんに愚痴るブルーローズに色々アドバイスするネイサンとか見てみたいっスよ。


■ジェンダー(?)絡みの話

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タイバニには3人の女子キャラ(?)が登場してるわけです。
具体的にはドラゴンキッドとブルーローズとネイサン(え)。

最年少(だと思う)のドラゴンキッドは、自分の性別というか「女性性」を否定してますよね(もしくは戸惑ってる・まだ受け入れられてない)。
一人称の「僕」というのがわかりやすいですが、女の子っぽい格好も嫌がってる。

それに対してブルーローズは、自分の持つ女性性を普通に受け入れています。

これまたわかり易い例を上げれば、ヒーロースーツ着用時に胸が大きく見えるようにしても、スポンサーの意向だからと割り切れる程度には女であることを嫌がっていない。

ドラゴンキッドが同じように求められても、たぶん拒否すると思います。


一般論を言えば、少女はいずれ大人の女性にならなければならないわけで、その過程で自分の女性性を受け入れなければならないときが来る。

そうしたイニシエーション(通過儀礼)とも言えるときを、キャラクター2人の差異できっちりと描いているのもタイバニの凄さですね。

ドラゴンキッド的な「女性としての自分を受け入れることへの反発・戸惑い」を主題としたアニメとしては『少女革命ウテナ』が真っ先に思い浮かびますが、吉田秋生の『櫻の園』とか、昔の少女マンガでも割と取り上げられてた主題ではあるのですが。


そして、そうした「自分の性別を受け入れられない」人の決定版がネイサンです。

なんていってもオカマですから。

先に述べたドラゴンキッドとブルーローズの関係に加え、自分の持って生まれた性別を努力でもって覆したネイサンの存在が、性差というタイバニのひとつのモチーフを、さらに重層的なものにしています。

ドラゴンキッドの立場に立てば、「自分の性別を受け入れられなくてもああいう風に生きればいいんだ」的な人生の先輩としても見られますし。


冒頭で紹介したタイバニ新作映画では、そんなネイサンの過去話とドラゴンキッドの絡みがあるそうで、観るのを楽しみにしております。

(よし! 上手くまとめた!)


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by nasuhiko | 2014-07-09 21:40 | Anime


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